聖母マリア様に祈りを、圧巻の阿弥陀堂、比叡山延暦寺

京都のお寺

荘厳な空気を感じる比叡山延暦寺。

京都と滋賀の県境に位置する日本三大霊山のひとつ比叡山。その山頂付近にある延暦寺は、正確には滋賀県大津市に位置していますが、古都京都の文化財として、世界遺産に登録されています。

延暦4年(785年)に日本天台宗の開祖、最澄が開いた天台宗の総本山で、「千日回峯行」や「十二年篭山行」などの厳しい修行で知られています。

その威厳を保ち続ける延暦寺の境内はうっそうとした山の木々に囲まれ、明らかに下界とは違う凛とした空気が漂います。

境内と一言で言っても、延暦寺の敷地は広大で、大きく分けて東塔、西塔、横川の3つのエリアがあります。全てを歩いて移動するのは困難なため、タクシーなど車での移動がおすすめですが、参拝のためのシャトルバスも運行されています。

延暦寺の中心となるのは東塔エリアです。中でも総本堂であり、1200年間一度も絶やしたことのない「不滅の法灯」が灯され続けている根本中道は必見です。

不滅の法灯は油の灯篭で、僧侶による油の管理が必要です。ところが油はなかなか減らないため、少しくらい目を離してもいいか、という気持ちが生まれます。

そのような心が、灯を絶やすという事から「油断」という言葉が生まれたとも言われています。

根本中道の堂内は昼でも薄暗く、一段下がった内陣に最澄自身が刻んだと言われる秘仏、本尊薬師如来像が安置されています。

灯篭の炎だけに照らされた堂内は荘厳な空気で満たされ、読経の声がだけが静かに響いています。

一段低い場所に敢えてご本尊が安置されているのには理由があり、ちょうど目線が薬師如来と同じになるように設計されています。「私達がいる場所も、薬師如来がおられる場所も、同じである」という事を暗示しているのです。

東塔にはそのほかにも大講堂や文殊楼、国宝殿などがあり、貴重な宝物を見ることが出来ます。

西塔のみどころは釈迦堂、にない堂など、横川の中心となる横川中堂は日蓮や親鸞などの名だたる高僧が修行をした事で知られています。

延暦寺では、座禅や写経などの体験も行っており、興味のある方は予約してみるのもおすすめです。普段の生活の雑念を取り払い、新しい自分に出会えそうです。

延暦寺は森林に囲まれていますが、道中の比叡山ドライブウェイは眼下に京都市街や
反対方向の琵琶湖まで見渡せる絶景が楽しめます。

少し足をのばして、山頂のガーデンミュージアム比叡内の「カフェ・ド・パリ」でほっと一息つくのもおすすめです。爽やかな高原の空気を感じながら。

リゾートホテル、ロテル・ド・比叡のフレンチレストラン「ロワゾ・ブルー」も琵琶湖の眺めが楽しめます。

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